台風被害のふりかえりを今後に活かす

3月11日で東日本大震災から8年を迎えます。改めてこうした節目で、防災について考え、備えを徹底していただきたいところです。

まちのね浜甲子園でも、重要視する活動テーマの1つとして「防災減災」を掲げ、防災減災を盛り込んだ取り組みを実施しています。2018年度の防災の取組みを振り返ると、9月の台風21号による被災が最大の出来事であり、直後に実施したアンケートでは様々な声を頂きました。そのアンケートで台風被害を経験した住民から多く寄せられた声は、「事前の備え」と「近所の繋がり」の大切さについてでした。

「事前の備え」としては、灯かり、携帯の充電、水、食糧、トイレなどの必要性を実感した方が多くいました。また、備えの量により精神的な焦りや不安感にも差が出ていたようです。

「近所の繋がり」は、安否確認や救助をイメージされる方が多いように思います。しかし、今回の台風被害後の声としては、「情報収集」「生活の協力・助け合い」「不安の軽減」のために「近所の繋がり」の大切さを感じたという声をたくさん頂きました。災害後に繋がりができることはなかなか難しく、日ごろから顔の見える関係を近所で育んでいく意味を我々としても実感させられました。

また、マンションと戸建てのそれぞれの環境の違いから相互に協力できる関係性も意味があるように感じました。こうした声を踏まえて、12月には「まちのねボウサイ会議」を開催し住民同士の意見交換の場を持ちました。

今後も、「防災」を意識して考え行動する取組みと、「防災」を意識せずに災害時に役立つ近所の繋がりづくりを並行して取り組んでいきたいと思っています。また、防災に関心がない人にも、楽しみながら防災について考える機会を提供して、防災に関心がある人を増やしていきたいと思います。ご意見やご提案などありましたらお気軽にスタッフまでお声がけください。

様々なメディアで「東日本大震災から8年」を目にするこのタイミングで、ぜひ、防災への意識について考え、行動に移していただければと思います。皆さんで、災害に強い浜甲子園団地エリアをつくっていきましょう。

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