この地域の災害と備えについてお伝えした前編ですが、
後編では、3月11日(土)に開催した「まちのねぼうさいDAY」当日レポートです!
実際のエリアの備えを見て使って学ぶイベントとして実施しました。
マンホールトイレに実際座ってみた!(ファインシティ甲子園)
当日の組立を理事の皆さんとやってみました!
下水道管路とつながるマンホールをあけ、マンホールトイレを設置。目隠し用のテントも組み立てて…
大人10人で手分けして組み立てること、15分ほどで、どどん!!
参加者のこどもにも座ってもらいましたが、便座の大きさが合わず、安定して座ることができない状態。
備蓄品には子ども用便座はついておらず、実際に使用して得た気付きの一つでした。
災害時のトイレで備えておくものとして、トイレットペーパーやアルコール消毒、ごみ袋などのほか、
夜間のトイレも想定して「ライト(ランタンが望ましい)」も忘れずに。
(家庭では、凝固剤や吸水剤、消臭剤も準備しておきましょう。)
防災担架の進行方向知ってる?(明日区)
ケガ人や病人を運ぶための道具「防災担架」。その進行方向を知っていますか?
災害時の簡易的な防災担架では、「乗っている人の足先が進行方向」になるように進むが、正解です!
乗っている人も足先に進むことが目で確認ができるためと言われています。
また、カセットボンベとオイルで電気をつくる発電機「エネポ」も展示しました。
ポリタンクとリュック、どっちで水を運搬しようかな?(ファインシティ西宮甲子園)
災害時、停電や水管の破損による断水で、水の確保が困難になったとき… 災害時、水の備蓄が切れてしまったとき…
給水地点での水の確保が必要になりますが、何で運搬しますか?
今回はポリタンク(←防災倉庫に備蓄されています)とリュックで運び比べしましたが、
子どもの大半は、ポリタンクのほうが運びやすかった様子…(笑)
一方で、災害時の道路環境や停電による階段移動などを考えると両手が使える状態が望ましい場合もありますね!
リュックで水を運ぶ場合、2重にしたゴミ袋のうえから水を入れ、固く袋を結ぶことで、運搬が可能になります。
※ゴミ袋を2重にするのは、①きれいな水が触れる袋と汚れる外側の袋を分けること②漏れたときのための2つの理由があります。
ロープワークに挑戦!(ルネ西宮甲子園)
日常生活やアウトドアで使用できるロープワーク!イベント内では、
- 本結び(ほどく必要がないときに用いることが多い)→ゴミ出し用のゴミ袋を結ぶときなどに使えます
- もやい結び(強度が高い結び方)→命綱の時などに使われるケースがあります
の2種類にチャレンジしました!
結び方の資料もつけておくので、興味のある方は試してみてください。
「なぞとき」にチャレンジ!(HAMACO:LIVING)
防災倉庫の見学&体験と同時開催したまちのたねちゃんからの「なぞとき」。全員が無事クリアでき、ゴール地点で景品を渡せました!
クリア景品は「備蓄食」。家庭の備蓄を見直すきっかけになっていればうれしいです。
当日参加できなかった方へ、なぞときを楽しんでみてね!
ヒントは4つ。分かるかな?
①のヒント:下水道管路にあるマンホールの上につけるトイレをなんという?
②のヒント:災害時の安否確認などで使える「災害用伝言ダイアル」の番号は?
③のヒント:防災倉庫にも備蓄されている、水を運ぶのに活躍するものとは?
④のヒント:カセットボンベとオイルで電気をつくる発電機の名前は?
答えは、前編後編の記事の青色の文字を確認してね!
最後になりますが、
ご協力いただいた各街区管理組合理事の皆さま、Bitの皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。