エリア全体の防災減災力向上と共助の意識を育むことを目的に開催した防災イベント。
イベント当日の様子をお伝えする前に、今回のイベントを通じて、
「マンションに住んでいるけど防災倉庫の位置まで知らなかった」
「防災倉庫って、水や食料がないんだ~」
イベント実施後の参加者アンケートより
といったお声が多々あったので、
改めて、この地域の防災情報をお届けできればと思います。
そのため、前編後編の2本立てで報告しますので、最後までお付き合いくださいっ!
エリアのハザード(災害の危険性)って?
西宮市で想定される南海トラフ地震(M9.1)の場合
- 最大で震度6弱の揺れ、
- 浜甲子園団地エリアにおいては1~2mの浸水が予想
- 津波が襲ってくるまでは、地震の揺れから112分と想定
数字で見るとそれだけ??と思う方も多いはず。ただ、本気で想像してみてください。
おうちの浴槽の高さは、45㎝程度(洗い場の床面から)が一般的ですが、
お湯を張った状態で歩くとどう感じますか?
少し歩きにくかったりしますよね。
一般的にひざの高さ(0.3m)を超えると、歩行が難しいといわれています。
また、津波災害の場合は、
水だけでなく、流木やがれきなども一緒に流れてくるため、「津波が来る前の避難」が重要なのです。
地震の揺れについても、震度6弱では立っていることが困難になり、
固定していない家具は大半が移動・倒れるといわれています。
この際に、お家の家具転倒防止もチェックしておくださいね。
災害と向き合って暮らすには?
ここまで見ると「めっちゃ危ないやん!!」と感じますが、今からでも遅くない備えはたくさんあります。
例えば、
- 防災情報の収集(HP、SNS、紙面など)
- 安否確認の方法を家族や友人と話しておく(171、LINE、Facebook、集合場所など)
- 家具などの固定や配置で備える(転倒防止対策や避難経路をふさがない家具の配置)
- 避難の時や家庭での備蓄品の備え
- 大きな揺れの時の避難行動(津波避難ビル、もしくは建物の3階以上へ)
- みんなで協力し、ともに生き延びるという共助意識 …など。
いつ来るかわからないから、今すぐ見直して、いざという時に備えておきましょう。
そして、各家庭だけじゃない、みんなが暮らしているエリアの備えについてもご紹介!
エリア内の「防災の備え」って実際なにしてるの?
このエリアでは、津波避難ビルに指定されている場所と防災倉庫の場所&備蓄されているものを紹介します!
①周辺の津波避難ビル
市が発行しているハザードマップには他にも詳しく記載しているので確認してみてください。
- ファインシティ甲子園
- ファインシティ西宮甲子園
- URさくら街(1~19号棟)
- 甲子園浜小学校
②エリア内の防災倉庫
防災倉庫には基本的に災害直後の救助・救護に使える備品がメインに備えてあります。
食料(備蓄食)や水は保管されていないので、各家庭での備えが重要です。
- 明日区
- ファインシティ甲子園
- ファインシティ西宮甲子園
- ルネ西宮甲子園
備蓄品の詳しいリストや防災倉庫の位置を知りたいという方は、HAMACO:LIVINGまでお越しください!
暮らしているエリアの災害(ハザード)と備えを知ることができましたか?
さて、後編では当日の様子をレポートします。
最後には、当日チャレンジしてもらったなぞときもあるので、チャレンジしてみてくださいね!