浜甲子園団地の建て替えもいよいよ第4期が終了し、新しく「URなぎさ街」として生まれ変わったこの場所に、たくさんの方が引っ越してこられました。
そんな新しいまちに「はじめまして」のきっかけをつくろうと、URさんと一緒に「おしゃべりサロン」を開催しています。
西宮市の地域交流拠点として、ここで長年暮らしてこられた方、新しく住まわれる方が、自然に顔を合わせてお話できる機会になればという思いから生まれた企画です。
【第1回】4月17日(木)開催
\団地内でお引越しされた方を対象に/
1回目は、同じ団地内で住み替えをされた方々が対象。土地勘や地域の情報はあるけれど…
- お隣さんの顔がわからない
- 新しい室内設備の使い方が不安
- 引っ越しで以前のつながりがなくなった
そんな声があり、9名の方が参加してくださいました。
「オートロックにまだ慣れなくて…」という声もありつつ、新しい住まいを楽しもうとする皆さんの前向きな気持ちが印象的でした。
おしゃべりが進むうちに、「えっ、お隣だったの?」「うちの子と同級生かも!」といった偶然の出会いもあり、「今日来てよかった!」と笑顔がこぼれる場面も。
また、イベント後にはポスティングをお手伝いしてくださる方も現れ、私たちスタッフとの新しいつながりも生まれました。


【第2回】6月7日(土)開催
\主に団地外からお引越しされた方を対象に/
2回目は、他の地域から引っ越してこられた方を対象に行いました。参加は11組13名。
- 周辺地域の情報が知りたい
- ご近所さんと知り合いたい
そんな思いで足を運んでくださった皆さん。
半数はペットと暮らせる住宅を求めて来られた方々、もう半数はお子さんの近くへと越してこられた方々で、土地勘のない方がほとんどでした。
特に「病院の情報が知りたい」という声が多く、ペットを飼っているスタッフから、ペットの病院についての情報をお伝えする場面も。
また、「歌を歌いたい」「ウオーキング仲間がほしい」といった希望も聞かれ、地域で開催されている武庫川女子大学音楽部のコンサートに一緒に行こう!という嬉しいお約束もできました。
その後、HAMACO:LIVINGにも立ち寄ってくださり、本を借りたり、ちくちくの会やシニアのあそび場に参加された方も。
「地域に溶け込もう」とされる皆さんの温かい気持ちが伝わってきました。


「来てよかった」の声に背中を押されて
今回2回の「おしゃべりサロン」を開催して、あらためて感じたのは——
参加すること自体に、とても大きな勇気がいる、ということ。
「迷って迷って、やっと出てきました」という方も多くいらっしゃいました。
それでも、帰り際には皆さんが「参加してよかった!」と笑顔で話してくださり、小さな会を積み重ねていく大切さを実感しました。
この出会いやつながりをこれからもしっかりと育てていけるよう、私たちも活動を続けていきます。