まちのね浜甲子園では、過去にもたくさんのインターン生と関わってきました。
今回は武庫川女子大学経営学部の実践学習として、約2ヶ月半の間3名のインターン生がまちのね浜甲子園に来てくれました。
本来ならば街の様子を見て、住民さんとのコミュニケーションを取りながらというのが通例ですが、感染対策を行いながらの授業となり、8割がオンラインでの活動になりました。
今回の課題
まちのね浜甲子園の新拠点 HAMACO:CLASSを活用する
コロナ 禍における、夏休みの小学生の楽しく学べる場をつくる
まちのね浜甲子園では、無人の貸しスペースとしてHAMACO:CLASSを昨年の7月にオープンしました。
新しくできたこの場所をもっとたくさんの方に知ってもらうこと、コロナ禍における夏休みの小学生の居場所作りとして、楽しく学べるイベントを企画することにしました。
ニーズ調査
小学生にどんなイベントがあったら参加したいと思うのか、どんなイベントだったら保護者のみなさんがお子さんを参加させたいと思うのか、現地調査とアンケートの実施をしました。
ニーズ調査をしていく中でおもしろかったところが、インターン生が思う人気そうなイベントと、小学生が興味あるイベントにけっこうな差があったことです(笑)
アンケート調査にご協力してくれた小学生、親御さんありがとうございました!
インターン生の頑張りもあり、小学生向けイベントとしては過去最高の参加申し込みとなりました。
苦渋の決断
開催を間近に控え、準備や作るもののリハーサルも行い、あとは当日を迎えるだけ…!
というタイミングで発令された緊急事態宣言。
感染対策をしっかり行っての開催か、中止か。
どちらを選択しても、間違いではないと思います。この難しい判断は、学生と共に話し合い、緊急事態宣言にかかる前の1日のみ開催することに決めました。
そして迎えた当日、追い討ちをかけるように滝の雨が浜甲子園を直撃。
大雨警報も出ていたため、みなさんの安全を考慮し、こちらのイベントも泣く泣く中止となりました。。
振返りと感想
【太田紗佳さん】 一からイベントを組み上げていくというのが初めてだったので、大枠からイベントを絞るのが難しく、自分には発想力が足りないと感じることもありました。 小学生と会話して、思っていた回答と全然違うことに驚きました。 開催するかどうかの話し合いも、決断するのがとても難しかったです。結果的にイベントは開催できなかったですが、開催するまでのプロセスがとても勉強になりました。
【石村朱梨さん】 今回の実践学習の中でイラストレーターを使ったチラシ作りを担当し、小学生にも興味をもってもらいつつ、保護者の方にも響くようなチラシ作りというのがとっても難しかったです。将来デザインに関するお仕事も視野に入れているので、このような経験がとても貴重でした。 イベントの作品作りでは、テスト段階ではうまくいかなかったけど、別の方法を模索するなど、機転を利かして対応することの大切さを学びました。
【鹿島芽生さん】 現地に行って小学生と会話できたことがとても印象に残っています。 イベント開催に向けて、必要な備品や予算立てなど、そういうところまでやったことがなかったので、このようにイベントは作られていくんだなととても新鮮でした。 イベントを開催できなかったのは残念ですが、開催に向けてみんなで話し合って決めていく過程が学べてよかったです。
今回、イベントは中止となってしまいましたが、今までやったことのないニーズ調査や、小学生のとのコミュニケーションの様子を見て、インターン生を受け入れていくことがこの街にとってもプラスであると改めて感じました。
引き続き、まちづくりに興味のある学生さんと一緒に楽しい企画を考えていきたいので、ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせくださいね!
今回関わってくれた武庫川女子大学経営学部のインターン3人には、本当にお疲れ様でした!